伝統工芸の技術
京友禅 - 手捺染
京友禅 - 手描き
京友禅 - 墨流染
金銀模様箔
天然草木染
京友禅 - 手捺染
手仕事が生み出す深い味わい
京友禅の職人の手により、何枚もの型を正確に重ね合わせることでひとつの柄が染め上げられます。永年培われてきた歴史と職人の経験が、その美しさを可能にします。表面にインクを載せてしまう顔料染めやインクジェット等のプリントでは表現することの出来なかった類まれなる美しい天然皮革がここから生まれます。
高温蒸しによる色の定着と発色
友禅革の特徴の一つ、染料の発色性を高める高温の蒸し。本来、熱を与えたり水に浸すと繊維が壊れ、傷ついてしまう革。友禅と革の職人が互いに知識を出しあい、吟味を繰り返し、蒸す時間や温度を微妙に調整することで、革の特性を克服いたしました。 そこにあるのは機械では表現することのできない繊細な色彩です。
京友禅 - 手描き
一筆に想いを込めて
従来の模様技術と異なり、多色で自由な模様が描けて、
水に浸けても色落ちせず、どんな絹に描いても柔軟であるという
優れた特色をもつ染色法と、優美な模様とが相まって、
今日まで脈々と伝えられ、発展してきた友禅染。
インクジェットや手捺染では表現することの出来ない
繊細で美しい表現を可能にします。
京友禅 - 墨流し染め
二度とない出逢い
平安の昔、宮中の女人が、水に墨を落としたのが始まりとされています。その後、和紙の加工技術の中で発展し、現在では、正絹の着物にその加工が用いられる技術が完成しました。墨流しとは「水に墨(黒)(苦労)を流す」言葉の例えの如く、日本人にとっては、ありがたい図柄とされてきました。また、そのデザインは、同じものが出来ない本当の一点物であり、他に例を見ない究極の染色として、各方面から注目を集めています。
西陣帯箔 - 金銀箔模様(引箔)
光の重なりが生み出す奥深さ
模様箔(引箔)は単独で柄を表現するものではなく、織物の柄を効果的にするための役割を担ってきました。箔や塗料を何層に重ねてることで生み出される模様は、薄く、柔軟性があり、素材の風合いを損ねることなく、しかも深み(立体感)を持っており、そのバリエーションは、無限の可能性を秘めています。
天然草木染め
自然の美しさが作り出す、美しい色合い
藍・紫檀・紅・蘇芳・桜・茜・・・
日本では古来より、様々な草木から採れた染料が用いられてきました。
KYOTO Leatherでは、自然が作り出した天然の色合いで、皮革の表情を最大限に引き出します。